20160905日本経済新聞朝刊 失業手当、自発的離職も給付厚く

日数増で転職後押し 厚労省

厚生労働省は転職希望者や求職者の再就職支援を強化する。

職探しを後押しするため、自発的に離職した人への

失業手当の給付日数(現在90~150日)の上限を最低30日増やす方針。

倒産や解雇などで離職した人の

失業給付日数を増やす時限措置も恒久的な制度に変える。

成長分野への人材移動を促す狙いだ。

解説

転職 1

転職に関する記事です。
自発的に離職した人への手当を暑くするという方針は
現代の転職事情を物語っています。
かつて日本は会社に正社員として入れば安泰
終身雇用が当たり前でしたが
近年は非正規雇用の増加や業務のアウトソーシング化(ある部門に関して自社ではなく専門業者に委託する)など
会社経営の多様化と比例して働き方も多様化しています。
簡単に言うと昔より転職が身近な社会ということです。
今回は転職について少し考えたいと思います。

なんで転職するの?

自分が働いている会社をやめて別の会社で働く。
これってかなり労力がいることです。
それをわざわざやろうと決意するにはいくつか理由があると思います。

①待遇に不満

不満

現在務めている会社の待遇に不満があると
自然に転職への意識が高まります。
特に一番の働き盛りである30~40代は
周りと自分の収入の格差が目に見えてくる頃です。
単純にいまの年収に満足できない場合
違う会社、職種に転職しようと考えるのは当然ですね。
また収入だけでなく、与えられた役職や任せられる仕事に不満
持つケースもあると思います。
自分の満足する収入があっても
常に同じ仕事で自分の成長につながらない…
なんてことを感じる人も多いかもしれません。
あとは職場の人間関係改善を望むケースもあります。
実際これを読んでいるみなさんも
この上司のもとではやっていけないと思うこと
結構あるのではないでしょうか。

②他の職種を見てみたい

キャリアアップ

今の会社に不満はないけれど
このままこの業界に残り続けていいのかわからない。
その場合も転職の意識が高まります。
不安や違和感がある状態で仕事を続けるのは
精神衛生上良くありません。
会社ではなく業界に不満、不安がある場合は
別の業界に飛び込もうと思うのは当然ですね。

③キャリアアップ

ヘッドハンティング

ヘッドハンティングなんて言葉もありますが
今よりも更にステップアップが望める場合も
転職の意識が高まります。
選ぶ基準は人それぞれですが
例えば現在30代の若手係長クラスの人が
その能力を買われ、ベンチャー企業の役員に迎えられる
話があった場合キャリアップと捉え
転職するケースもあると思います。
業種、職種問わず、自分の能力を認めてもらったうえで
必要とされている場所にいく。
海外で多いイメージですが日本でも実は頻繁に行われています。

④意図しない状況

リストラ

これは唯一のネガティブ案件です。
会社にリストラされたり
会社自体が倒産してしまったり
最近では契約社員として働いていたけれど
会社に更新を打ち切られたなどが挙げられます。
自分の意図しないところで
新しい職を探さなければならない状況ですね。
この場合、十分な準備ができておらず
なかなか転職に結びつかないというケースも多いと思います。
以上が主な転職の理由になります。
①~③に関しては
能動的、自発的転職といえると思います。
最後は自分の意思でチャレンジする気持ちで
取り組むため、その成功の有無に関わらず
納得して新しい仕事に向かうことができます。
一方④に関しては
受動的、強制的篆書と言えると思います。
準備不足のまま意図せず転職を迫られるので
納得出来ない事が多く、気持ちの切り替えが
非常に難しくなるでしょう。

転職の現状

リサイクル

④のケースを除いて、転職の醍醐味は
より良い仕事環境を求めることです。
果たして転職によってその醍醐味を味わうことはできるのでしょうか。
答えはノーです。
転職は非常にリスクが高い選択です。
20代の伸び代があるうちは
転職による恩恵を受けるケースがありますが
30代以降はなかなか思うようには行きません。
特殊な能力や才能を持っている人は別ですが
一般的な能力を持った人は
年齢によってその価値が変わっていきます。
労働市場においては
30代以降は価値が下がる一方です。
特に新卒で会社に入り、そのまま10年近く働いてきた方は
転職によって年収的にも待遇的にも好転することは
まずありません。
転職を検討する場合は
このような現状を踏まえる必要があります。

転職をすすめる広告

リクルート1

リクルートという会社を知っていますか?
ホットペッパーを発行しているので
そちらで知っている方も多いと思いますが
本業は転職代理人業務です。
つまり転職する人を会社と繋ぎ、サポートしてくれる会社ですね。
利用したことある方はわかると思いますが
ネットで就職活動ができるサービスなどは
利用料がかかりません。
基本的には転職希望者からはお金を取らない仕組みです。
ではどうやって儲けるのか。
実は紹介先の企業からお金をもらいます。
企業は転職代理会社と契約を結び
紹介してもらった人が無事入社した暁には
その年収分の額を手数料として
転職代理会社に支払ます。
年収400万円の人の転職を成功させたら
転職代理会社としては400万円の売上が出ることになります。
だから各社必死になって転職を進めているんですね。
「企業側が払い過ぎてないか?」
と思う方がいらっしゃるかもしれませんが
自社採用時の広告や面接の手配、担当部署の配置などの部分を考えると
実は依頼したほうがよっぽど安上がりだったります。
そういう需要に答えているのはリクルートを始めとした
転職代理会社です。

まとめ

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近年、転職を取り巻く環境は大きく変化し
より身近なものになってきています。
転職代理会社はネット上で頻繁に広告をバンバン出し
いかにも条件が良さそうに勧誘してきます。
(営業活動の一環なので当然ですね)
他人事のように聞いていても
自分が転職を考える状況が生まれることも十分に考えられます。
もしそうなった時に安易に決めてしまっては悲惨なことなります。
転職前より収入・待遇・職場環境などが悪くなってしまっては
転職する意味がありません。
そうならないためにも
今のうちから転職を意識した対策をしておく必要があります。
つまり自分の市場価値を上げるということです。
「30過ぎたら利息で暮らせ。」
これは「エンゼルバンク」という転職を題材とした
漫画に出てくる言葉です。
これは金銭的な話をしているのではなく
技術や人脈、知識、経験のことを言っています。
自分を元金は何なのかを見極め
そこをいかに高められるか。
その部分に注力していただくと
逆説的に今の仕事の質があがるという結果が生まれるので
ぜひ今回の記事で理解していただければと思います。

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