20160830日本経済新聞朝刊 ユーグレナ、経常益最高

17年9月期、2割増に

20160830ユーグレナの2017年9月期の連結経常利益は、

今期予想比2割増の12億円程度と、

3期連続で過去最高となりそうだ。

主力のミドリムシを配合した健康食品で、利

益率の高い自社商品の通信販売の伸びが続く。

売上高は35%増の150億円前後となる見通し。

テレビCMなど広告宣伝費をかけた効果で商品の認知度が高まっている。

医薬品メーカーが生産する健康食品向けのミドリムシ原料も需要が拡大する。

解説

ユーグレナという会社を知っていますか?
バイオベンチャー企業の中で今最も勢いのある
会社と言っても過言ではありません。
ユーグレナがどういう会社なのか掘り下げていきます。

そもそもユーグレナとはどういう意味があるのか。
語源としてはラテン語で美しい(eu)眼(glena)
という意味からきています。
これはある生物の学名になっています。
その生物とは…「ミドリムシ」です。
つまりユーグレナは
ミドリムシを使ったビジネスを展開している会社なのです。

ミドリムシについて詳しい方いらっしゃいますか?
私を含めほとんどの方は名前は知ってるけど
よくわからないという状態だと思いますので
どんな生物なのか説明します。

ミドリムシは5億年以上前から存在しています。
人類がミドリムシを発見したのは1660年頃です。
その後様々な研究が行われ
その有用性が徐々に明らかになりました。
1970年代には宇宙開発分野での利用
1990年代には医療分野での利用
という視点で注目されました。

ではなぜミドリムシがそこまで注目されているのか。
ミドリムシは動物でありながら
植物の性質を持っています。
光合成によって成長していくため
太陽と水、二酸化炭素で育つことができます。
また過酷な環境でも成長していける
高い生存能力も持っています。
そして驚くべきなのはその栄養素生産効率の高さです。
稲の約十数倍とも言われています。
ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など
59種類の栄養素をそなえており
人間が生きていくのに必要な栄養素の大半を
含んでいます。
このように高い栄養価を誇るミドリムシは
現在日々の食生活で足りない栄養を補う栄養補助食品や
サプリメントとして活躍。
食糧援助という側面で、ミドリムシは大きな手助けする存在に
なる可能性を持っています。

さらに次世代の燃料としての利用を注目されています。
植物や藻類から作り出すバイオ燃料。
石油などの化石燃料と違い
資源が枯渇する心配がありません。
そのバイオ燃料として
ミドリムシの利用が可能で
その性質から特にジェット燃料に適していることがわかっています。

そんなミドリムシですが実は培養するのが難しく
有用性はあるものの実用性の部分で
問題を抱えていました。
そこで今回取り上げている会社ユーグレナの登場です。
ユーグレナは2005年に世界初となるミドリムシの商品としの
屋外大量培養に成功しました。
そのおかげで今ではいろんなメーカーから
ミドリムシのサプリが発売されています。
その元祖がユーグレナです。

創業者は東京大学農学部出身で
まだ30代。非常に若いです。
会社設立当初はかなり苦労しており
何度も倒産の危機に面しています。
ただミドリムシに関する知識と技術は本物で
徐々に認められるように。
日本の健康ブームの後押しもあり
健康食品の売上が絶好調。
記事にあるように今では東証一部に上場するまでに
成長しました。

今後はバイオ燃料にも力をいれていくようで
2020年の東京オリンピックまでには
ジェット燃料を開発し、その燃料を使った
ジェット機で外国のお客さんを迎え入れることを
社内目標に掲げています。

おそらく創業者は知識が技術に
大きな自信を持っていたはずです。
しかしベンチャー企業で
さらにまだ開拓されてない分野に
飛び込むというのは
かなり勇気がいると思います。

大きなリスクを抱え
ファーストペンギンとして果敢に挑戦したからこそ
今の会社の状況があるんですね。
この会社今後世界を変えてしまうかもしれません。

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