20160817日本経済新聞朝刊 円上昇、一時99円台 6月下旬以来の高値

円上昇、一時99円台 6月下旬以来の高値

2016081716日夜の外国為替市場で円相場が一時、

1ドル=100円の節目の水準を超えた。

100円突破は7月8日以来。円は99円台半ばまで上昇し、

英国の欧州連合(EU)離脱が決まった6月24日以来の高値を付けた。

夏休みシーズンの取引が少ない状況で

海外のヘッジファンドなどが円買い・ドル売りを強めた。

円買いの背景には米連邦準備理事会(FRB)の早期利上げが難しいとの思惑もある。

財務省の浅川雅嗣財務官は16日、日本経済新聞の取材に

「投機的な動きがないか強い緊張感を持って注視している」と円高の動きをけん制した。

解説

イギリスのEU離脱からじりじりと円高が進んでいます。

円高と円安の話は前にも触れたかもしれませんが
今月のビジネス起業塾のテーマが「お金と投資」なので
少し掘り下げて説明したいと思います。

円高円安について

まず円高と円安についてですが
1ドル=100円を基本として考えます。
また通貨の大きさ的に円を中心に考えると
ややこしくなるのでドルを中心に考えます。
つまりドル安=円高、ドル高=円安という捉え方です。
さらに1ドルをポテチに置き換えます(謎の提案)。

ポテチ

※ポテチ(1ドル)=100円を基本とした場合

①ポテチ(1ドル)=80円とかになると
ポテチ安(ドル安)と言われます。
ポテチ(1ドル)が100円で買えるのと80円で買えるのでは
80円で買える時のほうが
ポテチ(ドル)の価値が下がっていると言えます。
ポテチ安(ドル安)=円高なのでこの状況は円高です。

逆に
②ポテチ(1ドル)=120円とかになると
ポテチ高(ドル高)と言われます。
ポテチ(1ドル)が100円で買えるのと120円で買えるのでは
120円で買える時のほうが
ポテチ(1ドル)の価値が上がっていると言えます。
ポテチ高(ドル高)=円安なのでこの状況は円安です。
うーん、わかりにくいかも(笑)

そして関係ないですが「ポテチ」や「ドル」というワードを
見すぎて変な感じがする…その状態を
「ゲシュタルト崩壊」と呼びます。
…さて話を戻すと、円高円安を機械的に判断するなら
1ドル=○○円の金額が
大きければ円安、小さければ円高と覚えてください。

円高円安のメリット・デメリット

為替01これはどちらか一方を、例えば円高を説明すれば
その反対が円安の説明になるので
今回は円高のメリット・デメリットと説明します。

1.円高のメリット
・輸入品が安く買える
・海外旅行が安くなる
・ガソリンが安くなる
・輸入企業の原材料コストが抑えられる
・海外企業を安く買える

2.円高のデメリット
・輸出業の売上にダメージ
・外国人観光客が減る
・デフレ(物価安)になる
・外貨預金が目減りする

日本の国益を考えると…

個人消費を見れば
円高のほうが物の値段が安くなるので
みなさん的にも円高のほうがいいかも
と思うかもしれませんが
これはかなり危険です。
日本は輸出業で稼ぐ国なので
円高で輸出業が伸び悩むと景気が悪くなります。
なので政府としては円安に触れた状態のほうが
好ましいと考えています。

またデフレ(物価安)が進むと
企業の売上が下がり、サラリーマンの給料が下がります。
給料が下がると個人消費が冷え込み
企業の売上が下がり、サラリーマンの…
(これがデフレスパイラルと呼ばれるものです。)
なので政府はインフレ(物価高)状態のほうが
好ましいと考えています。

為替の変動

為替02為替の変動にはいろいろな要因があります。
わかりやすく言うと
日本で良くないことが起きる
もしくはアメリカで良いことが起きると
円安になります。
逆に
日本で良いことが起こる
もしくはアメリカで良くないことが起きると
円高になります。

ただ円の存在は特殊なので
上記ケースに当てはまらないケースも
多々あります。
世界常識的には世界情勢が不安になると
総じて円高になります。
世界は日本の円を信用しているからです。
言い換えれば世界が混乱しても日本の政治経済は
安定していて信用できると認識されているとも言えます。

日本人の感情としては嬉しい部分もありますが
日本経済のことを考えると素直には喜べないですね(笑)

まとめ

日本にとっては円安のほうが好ましく
過剰に円高に触れた場合政治介入をして調整します。
今回の記事も100円台を割ったことに
警戒しているという内容の記事です。
円高円安についてはこれまでの説明とは全く逆の
円高のほうが日本にとって好ましいという人も
いますが、大方の見方は今回内容通りです。
以上の内容を知ったうえで
日々のドル円の相場をチェックすると
おもしろいかもしれません。

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