20160816日本経済新聞朝刊 ゆうちょ銀、送金有料に

ゆうちょ銀、送金有料に 月4回目から123円

20160816ゆうちょ銀行は2007年10月の郵政民営化に合わせて無料とした

同行利用者どうしの送金手数料を、今年10月から9年ぶりに復活させる。

月3回の利用までは無料のままにするが、

4回目から1回あたり123円を徴収する。

日銀のマイナス金利政策で資金運用の収益が細るなか、

無料でサービスを続けるのは難しいと判断した。

解説

銀行の手数料の話です。
今回はATM、特にコンビニATMに着目した話をしました。

みなさんはコンビニのATM利用することありますか?
今では各コンビニでATMが置いてないところがないと
言えるぐらい普及しています。
ある統計によるとATMがある店とない店で
売上が20%変わってくるそうです。
そんなATMですが
どのような儲けのカラクリがあるのでしょうか。
そこには「手数料ビジネス」が存在しています。

sevenbank_img01例えばコンビニ最大手のセブンイレブンは
「セブン銀行」を作るぐらい力をいれています。
しかしそのセブン銀行はいわゆる銀行業務ではなく
提携銀行から手数料を稼ぐことを目的とした
ビジネスモデルです。
セブン銀行のATM手数料は
入金:いつでも無料
引き出し:7時~19時まで無料
※土日祝日も同じ
となっており、その安さで人気があります。
また他の銀行カードを使ったほうがお得な場合があるという
特異性を持っています。
ここまでの話だと全然手数料で儲かってない!
と思うかもしれませんがここから本題です。

実はセブン銀行にとっては
他の銀行もお客様なんです。
セブン銀行に手数料を払っているのは
他の銀行や消費者金融ということです。

seven bank 01例えばあなたが銀行のキャッシュカードを使って
セブンイレブンのATMからお金を引き出します。
その時その銀行の特典でセブンイレブンのATMのからの
引き出し無料となりました。
実際は手数料は無料ではなく
銀行側が負担しているということです。

手数料を負担してまでコンビニATMと提携する理由。
それはコンビニ圧倒的な店舗数と利便率にあります。
自社ATMの数が少ない銀行や消費者金融にとって
コンビニ提携は顧客拡大の大きなメリットとなります。
特に独自のATMを持たないネットバンクは
提携先として抜群に相性がいいといえます。

話をまとめると
セブン銀行は従来の消費者を相手にするのではなく
他の銀行をお客様とする
つまりATMを他の金融機関に提供することによって
成り立つビジネスモデルということです。
まさに発想の転換と言えるでしょう。
この手数料ビジネスについては
当初ビジネスにならないとメガバンクから
批判的に捉えらていたようです。
どんなよい発想でも
新しい物はやはり一定数の批判があるということですね。

そしてさらに単純に消費者の手数料という部分も
実はかなり儲かっています。
セブンイレブンの店舗数は平成27年度で約18000店舗です。
1日あたりでATM1台が稼ぎだす金額は
約1万数千円と言われています。

※算出方法は以下のとおり
利用1回あたりの平均手数料:約130円
1日の平均利用者数:110人
1日あたりのコスト:1700円
130円×110人-1700円=12600円

年間400万円を軽く超える額です。
仮にATMが15000店舗に設置されているとし
1台あたり年間400万円稼ぎだすとすれば

【400(万円)×15000(店舗)=600億円】

となります。
…目を疑う金額ですね(笑)

コンビニの経営スタイルに
銀行を掛け合わせるスタイルだからこそ
なし得る技と言えるでしょう。

発想の転換とコンテンツの掛け合わせ
この2つは新たなビジネスチャンスを生み出す
重要な要素であるということ理解すると
ビジネス力アップです(*´∀`)

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